掲載日:2024年07月10日
コインランドリー経営には何が必要?
コインランドリーの経営を始めるには、ランドリー機器や店舗工事などの設備を用意する必要があります。
具体的には、以下のようなものがあげられます。
〇コインランドリー機器一式
洗濯乾燥機・乾燥機・渦巻型洗濯機・スニーカー専用機など
〇店舗工事
コインランドリー店舗の内装工事・看板や外装工事など
〇備品・消耗品
たたみ台・ベンチ・清掃用具・洗剤・柔軟剤など
〇コインランドリー開業の宣伝ツール
チラシ・ポスター・ホームページ・のぼりなど
また、土地や建物をお持ちでない方はその準備なども必要です。

初期費用はどれくらいかかる?
コインランドリー店舗の大きさや機器の種類・台数、出店する場所などによって変わりますが、おおよその初期費用は以下の通りです。
小規模店舗 1,500万円~2,000万円前後
中規模店舗 2,500万円~3,000万円前後
大規模店舗 3,500万円~4,000万円前後
※建築費は含みません
Point!コインランドリー経営の初期費用について
コインランドリー経営 初期費用のモデルケース
コインランドリー経営の初期費用を具体的な金額でご紹介します。
ご紹介する金額は、あくまで目安となります。初期費用は、店舗の大きさや機器台数によって大きく変わりますので、より具体的な金額はお問い合わせください。
モデルケース10坪プラン(小規模店舗)
〇コインランドリー機器一式 約1100万円
洗濯乾燥機・乾燥機・渦巻型洗濯機・スニーカー専用機などのコインランドリー機器一式を7年リース契約した場合の想定金額です。それぞれの内訳は以下の通りです。
〇店舗工事 約500万円
〇備品・消耗品 約30万円
〇コインランドリー開業の宣伝ツール 約10万円
モデルケース20坪プラン(中規模店舗)
〇コインランドリー機器一式 約2200万円
洗濯乾燥機・乾燥機・渦巻型洗濯機・スニーカー専用機などのコインランドリー機器一式を7年リース契約した場合の想定金額です。それぞれの内訳は以下の通りです。
〇店舗工事 約700万円
〇備品・消耗品 約40万円
〇コインランドリー開業の宣伝ツール 約10万円
その他のプラン
コインランドリー経営の初期費用を抑えるコツ!
コインランドリー経営の初期費用を抑えるコツはいくつかありますが、今回は「ランドリー機器」に注目して解説していきます
コインランドリー機器の購入方法
ランドリー機器の導入方法は「購入」「リース」「レンタル」の3つの方法があります。
それぞれの特徴を知ることで、ランドリー機器導入の初期費用を抑えることが可能になります。
ランドリー機器を「購入」する場合
ランドリー機器を購入する場合は、ローンを組んで支払うことができ、ランドリー機器の所有権は購入者のものになります。初期費用は掛かりますが、長期的なコインランドリーの経営を見越している場合は、リースやレンタルよりも割安になるでしょう。
また、リースやレンタルと異なり、購入の場合は補助金の対象となるため、使用できる補助金制度がある際は初期費用を抑えることも可能です。
ランドリー機器を「リース」する場合
ランドリー機器をリースする場合、初期費用を抑えることができます。
リース契約とは、購入せずに借りる方法です。レンタルと何が違うの?と疑問に思われる方も多いと思いますが、ポイントは「借りる期間」です。レンタルは短期間使用したい場合、リースは中長期間使用したい場合とイメージしていただけるといいでしょう。
ただ、レンタルは途中解約できますが、リースは途中解約できないため注意しましょう。
また、リースは契約方法によっては、リース期間終了後にそのままランドリー機器を購入することも可能です。
リースの契約には以下のような方法があります。
オペレーティングリース:リース期間終了後、ランドリー機器を返却または買取り
ファイナンスリース:リース期間終了後、再リース(年間支払い額の10分の1程度)
※リース会社によって再リース料は異なります
リースは、初期費用を抑えたい、経費処理したいという場合に最適でしょう!
ランドリー機器を「レンタル」する場合
ランドリー機器をレンタルする場合も初期費用を抑えることができます。
ただ、レンタルは短期間の使用に適しているため、レンタルしている期間が長くなると最も費用は高くなってしまいます。そのため、コインランドリーの経営において、適している方法とは言えないでしょう。
また、ランドリー機器の所有権はレンタル会社にあるため、返却は必須となります。
どの購入方法がおすすめ?
単純に初期費用を抑えるのであれば、リース契約をおすすめします。しかし、長期的にコインランドリーの経営をする場合には、購入した方が割安になると言えます。
実際にコインランドリーの経営を始める際には、ランドリー機器の使用期間や最終的にランドリー機器を自身の所有にしたいか、コインランドリーの経営方針・経営状況などを考えて購入方法を選んでいただくことをおすすめします。
それぞれの購入方法の特徴は以下の通りです。コインランドリー経営を考えている方で、どの導入方法が適しているのか分からない方は、お気軽にご相談ください!
コインランドリー経営を始める4つのステップ
コインランドリー経営を成功させるためには、 市場調査と立地選定がポイントになります。
開業前の準備をしっかり行い、スムーズにコインランドリー経営をスタートさせましょう!
①コインランドリー出店相談
まずは、コインランドリーの開業実績豊富な専門業者に相談し、初期費用や運営方法についてリサーチしましょう。プロの力を借りて不安を解消し、スタートさせることが重要です。
Point!フランチャイズ or 個人経営
専門業者を探していると、フランチャイズか個人経営かどちらに開業支援を依頼するか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれの特長をお伝えします・
・フランチャイズ:フランチャイズのブランド名を活用でき、運営サポートも受けることができるが、加盟金とロイヤリティが発生するため、手元に残る資金は少なくなる
・個人経営:加盟金とロイヤリティが不要のため利益率が良く、経営の自由度も高いが、開業直後はブランド力がないため店舗の認知度が上がるまで集客に苦労する場合がある
フランチャイズと個人経営の特長や選び方については下記コラムで紹介しています!参考にご覧ください。
Fujitakaでは、全国展開しているオリジナルブランド「ホワイトピア」をご利用いただけますが、フランチャイズではないので、加盟金・ロイヤリティのお支払いは不要です。もちろん、集客の相談や開業後のサポートも行っていますので、安心してご相談ください。
②市場調査・立地選定
コインランドリー経営成功のポイントは、「市場調査・立地選定」です。ターゲットとなるエリアの 競合・需要調査 を行い、適した立地を選びましょう。
住宅街や大型マンションの周辺など世帯数が多い場所は利用者が多い傾向があります。また、人通りが多く、駐車場がある場所を選ぶことや商業施設の導線上の立地は集客力が向上します。
どのような条件の土地がコインランドリー開業に向いているのか、まとめたコラムをご紹介します!参考にご覧ください。
③収支計画・店舗企画設計
コインランドリー店舗の大きさや設置するランドリー機器の種類、運営方法などを具体的に決めた事業計画書を作成します。これにより、銀行融資・リース契約など資金調達に説得力のある資料となります。
また、店舗のコンセプト・デザインの考案も進めましょう!市場調査からコインランドリー利用者を想定して、ニーズのあるサービスを検討し、喜ばれるデザインの店舗づくりを心掛けましょう。
下記コラムでは、高性能なランドリー機器を導入している店舗、地域の特性を活かしたコンセプトの店舗、様々な施設との併設している店舗などをご紹介しています。参考にご覧ください。
「【事例つき】コインランドリーの最新設備・サービスを紹介!」
④施工・開店準備
店舗デザインが決まれば、施工に入ります。
また、近隣住民への宣伝も欠かせません。現在は、SNSやGoogleマップを活用したオンライン施策、新聞折り込みチラシやポスティングなどのオフライン施策など様々な宣伝方法があります。予算やコインランドリーの利用者層に合わせて戦略を練りましょう!