掲載日:2026年01月21日
コインランドリー業界の動向と大物洗いニーズ
近年、コインランドリーは都市部を中心に店舗数が増加し、年間数千億円規模の市場となっています。その背景には共働き世帯の増加や高層マンションの増加といったライフスタイルの変化があります。
特に「自宅ではサイズや材質の問題で扱えない物を洗濯・乾燥できるから」という理由でコインランドリーを利用する人が多く、布団や毛布などの大物洗いに対するニーズが高まっています。
経済産業省の資料によると、コインランドリーの利用者は主婦層が中心であり、花粉やアレルギー対策、高温乾燥によるダニ死滅効果など、衛生面への関心の高まりも利用を後押ししています。
コインランドリーで布団は洗える?対応素材と洗えない布団
コインランドリーでの大物洗いは非常に便利ですが、全ての洗濯物に対応できるわけではありません。洗濯物や素材によっては、傷みや縮み、機械の故障につながる可能性があるため、注意が必要です。
洗える・洗えない布団の見分け方
コインランドリーで布団を洗う際は、まず洗濯表示タグを確認することが重要です。「水洗い可」の表示があるものが洗濯可能です。また、キルティング加工がされている布団は中綿が偏りにくいため、コインランドリーでの洗濯に適しています。
逆に「水洗い不可」の表示があるものやキルティング加工されていない布団は、洗濯機での丸洗いは避けましょう。
素材別(ポリエステル・羽毛・綿・羊毛など)の注意点
・ポリエステル:水洗い、乾燥ともに「OK」なものが多く、比較的コインランドリーで洗いやすい素材です。
・羽毛:水洗い、乾燥ともに「OK」ですが、表面の破れには注意しましょう。
・綿/羊毛:水に濡れると固くなったり、縮んだり、中綿が偏ったりする可能性が高いため、コインランドリーでの洗濯は「NG」です。クリーニング店に依頼することをおすすめします。
・毛布(綿/ナイロン):乾燥は、ダニ退治に効果抜群のためおススメです!
・カーテン:洗濯すると織物は縮みます。必ず金具をはずしましょう。乾燥は、縮む可能性があります。ご自宅で干すことをおすすめします。
その他、様々な衣類について、コインランドリーで洗える&洗えないものを下記コラムでご紹介しています。気になる方はご覧ください!
「【一覧で解説】コインランドリーで洗える&洗えないもの完全ガイド|開業者必見!」
洗濯・乾燥についての案内表示
洗濯不可・乾燥不可のものを無理に利用すると、洗濯物の縮み、型崩れ、破損、色落ち、機械の故障、発火(油汚れの場合)などのトラブルが発生する可能性があります。これらのトラブルは自己責任となるため、利用者への明確な注意喚起が必要です。店内に一覧表を掲示したり、WEBサイトでご案内することをおすすめします。
体験レポート:最新店での掛布団・毛布洗い
では、ここからは実際にコインランドリーで掛布団・毛布を洗った体験レポートをお届けします!長期間洗っていなかったくたびれた布団たちは、一体どのような仕上がりになったのでしょうか。
今回利用したのは、京都市内にある「ホワイトピア梅津段町店」です。マクドナルドと併設されており、2025年12月末にオープンしたばかりの最新の店舗でした。
広々として清潔感のある店内!作業台が大きく、広々と使えたため、非常に快適でした。
ホワイトピア梅津段町店については、下記コラムでご紹介しています。気になる方は、ご覧ください!
「マクドの合間にコートが綺麗に?最新店「ホワイトピア梅津段町店」の利便性を徹底チェック」
洗濯・乾燥にかかった費用・時間
今回は、布団(ポリエステル)1枚と毛布1枚を「ダニ防止加工コース」で洗濯・乾燥しました。
費用:1,700円
時間:約1時間

「コインランドリーって、不特定多数の人が使っているし、衛生的にどうなの?」といったご意見も聞きますが、洗濯を始める前に「ドラム洗浄」ができるので、安心ですね!早速、洗っていきます。

想像以上の仕上がり!布団のふっくら感は1.5倍に
長期間洗っておらず、へなへなになっていた掛布団と毛布が、驚くほどふっくらとボリュームアップしました!体感的には1.5倍ほどの厚みになったように感じます。気になっていた汗などの臭いも完全に消え、清潔感を取り戻し、非常に満足のいく仕上がりになりました!
▼BEFORE

▼AFTER

布団を持ってくるのに、このゴミ袋に入れて上を縛っていたのですが、洗濯・乾燥後は縛れないほどボリュームアップしていました…!

コインランドリーで布団を洗うメリット・デメリット
メリットとしては、まず仕上がりの良さが挙げられます。予想以上にふっくらとし、清潔感が増したことで、個人的な満足度は非常に高いものでした。ダニ防止加工コースを利用したことで、衛生面での安心感も大きいです。
また、1,700円で掛布団1枚と毛布1枚を洗え、さらに毛布2枚ほど追加で入りそうな容量だったことを考えると、コストパフォーマンスも非常に良いと感じました。冬物布団を年に1回洗うと仮定すれば、この価格と仕上がりは魅力的です。今回の体験で、他のものもコインランドリーで洗ってみたくなりました。
デメリットは特に感じませんでしたが、あえて挙げるとすると、布団を運ぶ手間になります。特に車がない場合は、大型の布団をコインランドリーまで運ぶのはかなり大変だと感じるでしょう。
ダニ防止加工コースの効果とコスパ
今回利用したダニ防止加工コースは、ダニ対策への関心が高いユーザーにとって魅力的なサービスです。高温乾燥はダニを死滅させるのに効果的であり、アレルギー対策にも繋がります。1,700円でこれだけの効果が得られるのは、非常に高いコストパフォーマンスだと言えるでしょう。
4人家族で掛布団・毛布がそれぞれ4枚ずつ、合計8枚あると仮定しても、5,000円前後で年間を通して快適な睡眠環境を保てると考えると、非常に経済的です。
コインランドリー経営のヒントと今後の伸びしろ
今回の布団洗い体験は、私にとって人生で初めてのコインランドリー利用でした。今までなんとなく利用していなかったコインランドリーですが、実際に体験してみるとその手軽さ、仕上がりの質、そしてコストパフォーマンスの高さから、想像以上の満足度で、また利用したい!と感じました。
コインランドリー利用者増加のためには、「1度体験したことがある方」をどれだけ増やせるかが重要になるのではないでしょうか。コインランドリーを初めて利用してもらうハードルは高いかもしれませんが、1度利用していただくと、リピートしたくなる方は多いのではないか、と感じます。
布団や毛布など、家庭で洗うことが難しいものこそ「コインランドリーを初めて利用する」方を惹きつけるきっかけになるのではないでしょうか。コインランドリー経営においては、この「大物洗いのニーズ」を深く理解し、清潔で快適な店舗環境と、付加価値の高いサービスを提供することが、顧客獲得と収益向上に直結すると考えられます。